平成17年度見学会


東京電力(株)技術開発研究所および電気の史料館の見学会

電気学会東京支部群馬支所では9月30日(金)に東京電力(株)技術開発研究所と電気の史料館の見学会を開催した。参加者は15名(電気学会員2名,群馬大学からは教職員4名、学生9名)であった。
電気の史料館では,電気事業に関連した740点余りの史料が展示されており,120年の歴史の中で電力・電気産業が担ってきた発電機や変圧器などの実物を拝見する事ができ,大変勉強になった。技術開発研究所では,最初に電力系統解析システムを見学した。これは発電機,変圧器,送電線を模擬し電力系統に発生する現象を解析する物であり,その大きさに驚かされた。次に雷の影響を実験的に解析する高電圧実験室を見学した。続いてNAS電池,ツインハウスを見学した。ここでは,オール電化住宅とそうでない住宅で暮らし方を同じにした時の色々な機器の性能試験を行なっていた。人間を模擬した装置を用いているところが興味深かった。これらを通して先端の技術開発を見学する事ができ,大変勉強になった。一つ残念であったのは,月末のため渋滞に巻き込まれ,電気の史料館の見学時間があまり取れなかったことである。
最後に、バス等でお世話になった東京電力(株),同社の高橋氏,角田氏,奥泉氏その他関係各位に感謝いたします。


電力系統シミュレータ室にて


高電圧実験室にて


NAS電池の前で


ツインハウス内で


サンデン株式会社 八斗島事業所 見学会

電気学会東京支部群馬支所では9月8日(木)にサンデン株式会社八斗島事業所の見学会を開催した。 参加者は25名(電気学会会員は東京電力2名,学生16名,教職員7名)であった。 見学会は現地集合,現地解散で午後2時から4時に開催された。サンデン(株)の星野誠一氏による「サンデン電子技術開発の概況報告」,「八斗島事業所開発自動車用電子制御の現状報告」を内容とする簡単な講演会の後,ビデオによる事業所の説明があった。講演ではハイブリッドカー用に開発されたハイブリッドコンプレッサーについての説明があった。これはエンジンを動力源としてベルトを介し電磁クラッチで作動させる圧縮部とコンプレッサー内に内蔵したモータを動力源として動作させる圧縮部の2つの圧縮構造を持ち合わせた最新のコンプレッサーである。その後,事務棟1Fロビーに移動し,展示された製品を見学した後,コンプレッサーやインタークーラーなどの製造工程を見学した。工場では,自動化・省力化された製造ラインでコンプレッサーが組み上げられてゆく工程を見ることができた。普段見ることの出来ない工場の姿を見学することが出来,大変有意義な見学会であった。 最後に,お世話になりましたサンデン(株)の中嶋康成氏,滝沢敏弘氏星野誠一氏をはじめ関係各位に感謝致します。






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