平成26年度見学会


サンデン(株)赤城事業所および電力中央研究所赤城試験センターの見学会

電気学会東京支部群馬支所では9月19日(金)10時〜16時,サンデン(株)サンデンフォレスト・赤城事業所および電力中央研究所赤城試験センターの見学会を開催した。参加者は13名(電気学会会員3名,学生10名)であった。
 今回は現地集合現地解散で,午前10時から12時までサンデン(株)サンデンフォレスト・赤城事業所を見学した。まず,サンデン(株)赤城事業所の説明があった。そこでは驚いたことに1996年度の電気学会会長の秋月先生が顧問として説明された。続いて行われた見学では,バスで環境共生型工場サンデンフォレスト内を回りながら,わくわく自販機ミュージアムを見学した。BC15年と言われている世界最古の自販機「聖水自販機」のレプリカ,日本最古の1904年切手はがき自販機をはじめ,昭和の懐かしい自販機から最新型の物まで展示されていた。続いて,自動販売機とショーケースの製造工程を見学した。自販機の考えが紀元前からあったことに驚いた。 豊かな自然の中で,創造し挑戦し貢献する(Challenge,Create,Contribute)これからの工場を見学でき大変有意義であった。お世話になりました元電気学会会長秋月顧問,吉田所長,栗原統括部長,小林技術開発部リーダーに感謝致します。

写真:サンデン(株)赤城事業所にて


見学前の概要説明会


説明される秋月顧問


参加者の集合写真

 午後1時30分から4時まで,電力中央研究所赤城試験センターを見学した。簡単な施設の説明の後,まず需要地系統ハイブリッド実験設備を見学した。太陽光や風力発電,1000戸の負荷,系統のインバータなどを模擬する試験設備を見学できた。次に,木質ペレット製造設備,植物実験用ガス接触温室,温熱環境測定用植物工場を見学した。温熱環境測定用植物工場では,灯油でなく除湿可能なヒートポンプのもとでおいしそうなトマトが育てられていた。続いて,100万ボルトUHV送電設備を見学した。ここでは,コロナ放電を抑える巨大なクラゲのような装置や風切音を失くす送電線の形状が印象的であった。最後に,高性能電池実験棟を見学した。ここでは,太陽光発電,電気自動車,家庭用蓄電システムに使われるリチウムイオン電池の性能,寿命や高分子電解質を用いた安全性のための実験設備を見学した。 東京オリンピックの年に農業技術の実証試験センターとして開設されたため,馬や牛を飼うことのできる広大なな場所で,想像していなかったトマトの栽培も含めた色々な実験設備を見学でき大変有意義であった。お世話になりました関係各位に感謝致します。

写真:電力中央研究所赤城試験センターにて


見学前の概要説明会


説明される清水所長


需要地系統ハイブリッド実験設備での説明風景


木質ペレット製造設備前にて集合写真


温熱環境測定用植物工場での説明風景


100万ボルトUHV送電設備での説明風景


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