平成27年度見学会


サンケン電気(株)川越工場および日本信号(株)久喜事業所の見学会

電気学会東京支部群馬支所では9月24日(木)7時30分〜17時40分,サンケン電気(株)川越工場および日本信号(株)久喜事業所の見学会を開催した。参加者は31名(電気学会会員4名,教職員2名,学生25名)であった。
 7時30分に群馬大学理工学部を出発し,午前10時から12時10分までサンケン電気(株)川越工場を見学した。まず,会社の概要説明で,パワー半導体を中心としたパワーエレクトロニクスの専門メーカーであること,製品としてはパワー半導体,無停電電源装置(UPS),LED照明,モータ制御インバータなどであり,特にスカイツリーの高光度航空障害灯28灯,大型UPS6台などが説明された。また,CSR(Corporate Social Responsibility:会社の社会的責任)で地域貢献活動をしながら,会社の利益になるようにしていることが説明された。続いて開発から出荷までのUPSを中心とした電源製品のものづくりの流れを見学した。大学の実験室のような開発環境や,流れ作業でなく社員個人個人が能力を持って1つの製品を作り上げていく体制を見学できた。そのため見学途中での質問などが多くなり,予定の時間を30分近く伸びてしまうほど関心が高く,有意義な見学会であった。後協力頂きましたPS技術部長伊東洋一氏,CSR推進グループリーダー関裕一氏,人事統括部杉山真実氏を始め関係各位に感謝致します。

写真:サンケン電気(株)川越工場にて


見学前の概要説明会1


見学前の概要説明会2


参加者の集合写真

 午後14時から16時まで日本信号(株)久喜事業所を見学した。まず会社の概要説明で,鉄道信号メーカーとして,新幹線や鉄道駅の自動改札機や券売機,空港のチェックイン機,道路の信号などが説明された。特に北京の地下鉄15号線に導入されたSPARCという無線で行う次世代型列車制御システムが紹介された。続いて,駅のホームに取り付けられる簡易型の昇降ロープ式ホームドアの実験設備,生産ラインに将来組み込むためのロボットのソフト開発の様子,および昭和初期からの鉄道信号などを見学した。最後に,OB4名との懇談も行われ,活発な質疑応答がなされ,有意義な見学会であった。ご協力頂きました業務部課長鍋田哲朗氏,人事部及川慶太氏を始め関係各位に感謝致します。

写真:日本信号(株)久喜事業所にて


見学前の概要説明会


一般展示室にて


参加者の集合写真


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