電気学会東京支部群馬支所では9月26日（月）14時00分〜16時00分，日本精工(株)ステアリング技術センターの見学会を開催した。参加者は29名（電気学会会員2名，教職員4名，学生25名）であった。
まずは見学に先立ち，従来の油圧パワーステアリングの説明からはじまり，電動化したEPS制御，そして自動運転を目指した研究開発に関するNSKの取り組みをご紹介いただいた。紹介の中では，機械分野のみならずメカトロや電気電子分野を対象とした内容も多く，参加者の関心を引いていた。その後，3班に分かれてEPS開発に伴うHILS試験や耐久試験を行う機能評価エリア，ソフト設計エリア，ベンチマークエリアなどを見学した。試験設備の多さはもちろんのこと，コンピュータを駆使した最新かつオリジナルの装置が多く整っていることに感嘆した。見学後の質疑応答では，ソフトウェアからハードウェア，トルクアシストから自動運転，さらには今後の法整備に関する内容まで飛び出したが，予定時間を過ぎてまで懇切丁寧にお答えいただき，有意義な見学会であった。
最後に，本見学にご協力いただきましたステアリングR&Dセンター次世代コラムEPS開発部部長川田秀明氏，ユニット開発部部長小野浩一郎氏，ステアリングR&Dセンター付主務小林秀行氏を始め関係各位に感謝申し上げます。
写真：日本精工(株)ステアリング技術センターにて
参加者の集合写真
見学前の説明会