平成29年度見学会


東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所の見学会

 電気学会群馬支所では9月27日(水)柏崎刈羽原子力発電所の見学会を開催した。
同発電所は,日本海に面した新潟県柏崎市と刈羽村にまたがる敷地に立地し,敷地面積は約420万u(柏崎市:約310万u、刈羽村:約110万u)となっている。合計7つの発電施設があり, 総出力821万2千kWを有する原子力発電所である。
 参加者は20名(教員:4名,学生:16名)であった。朝8時に理工学部を出発し, 新潟へ向かった。見学時間を予定よりも過ぎてしまったが, 帰りは午後9時前に無事帰校した。見学はまず福島第一原子力発電所の事故・ 柏崎刈谷原子力発電の設備についてご紹介いただき, 実際に改良型沸騰水型原子炉6号機, 7号機建屋,発電機・タービン, 防潮堤などを見学した。群馬支所では,同発電所の見学を2002年9月25日にも行ったが,今回の見学では2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故の影響で2017年9月26日現在, 定期検査および6号機, 7号機の新規制基準適合性審査中を理由に停止している状況であった。福島第一原子力発電所の事故を踏まえ, 全体を通し, 防潮堤・防潮壁・貯水池など様々な安全対策が施されていた。また, 見学当日は柏崎刈羽原子力発電所内で訓練が行われており, 非常時の対応もできるように備えられていることを見学することができた。
 最後に,本見学会の設定にご協力いただきました東京電力パワーグリッド株式会社 高橋 司氏を始め東電関係者の皆様, その他関係各位に感謝申し上げます。

写真:東京電力ホールディングス 柏崎刈羽原子力発電所サービスホールにて


参加者の集合写真


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