2023年度見学会


サンデン(株), JR東日本高崎支社の見学会

日時:2023年10月30日(月)
参加者:学生10名、教員5名

1.サンデン株式会社
サンデンは次世代カーエアコンシステム製品の生産開発を行っている企業であり、国内に限らずグローバルな取引先に製品を提供している。 まず参加者は企業説明を受け、サンデンの企業概要や製品について学んだ。 その後、電気系専門職の社員さんから我々電気系学生や教員向けにさらに詳しく製品の仕組みの説明をしていただいた。 工場見学では、材料から製品の組み立てや完成に至るまでの工程を詳しく説明していただいた。 工場見学後半でのコンプレッサーのアセンブリを行う工程では、クリーンルーム内での大規模な自動ロボットと作業員による一連の組み立て作業を見学でき、参加者からの質疑応答も活発に行われた。

2.東日本旅客鉄道(JR 東日本) 高崎支社 設備訓練センター
サンデン見学後は高崎にあるJR東日本 高崎支社の設備訓練センターへ向かった。 はじめに、JR 東日本の会社概要の説明を受けた。その後、今回のメインである電気系専門分野の信号通信・列車制御システムを中心に群馬大学OB社員から設備や保守メンテナンスの仕事内容の説明を受けた。 設備訓練センターでは、鉄道の安全の要である信号機などの信号連動設備を中心に実機を見せていただきながら説明を受けた。 普段の鉄道利用では中々知ることができない信号設備や列車制御を支える設備の見学や、その保守メンテナンスの仕事や苦労していることなど実際に働く社員さんの話を聞くことができる貴重な機会であった。

3. 東日本旅客鉄道株式会社 高崎支社 変電所
訓練センター見学後はJR東日本のエネルギー分野の設備や仕事の説明を受け、実際に変電所見学へ向かった。 変電所では受電設備から実際の列車へ電力を供給する電車線へ至るまでの一連の設備と役 割を説明していただいた。電車線へのエネルギー供給の仕組みや事故時の対応方法、設備メンテナンスの際の対応なども具体的な事例を交えながら説明していただいた。 参加者からの質疑応答も活発に行われ、鉄道を支えるエネルギー分野への理解が深まった。

4. まとめ
今回は、次世代カーエアコンシステム製品の生産開発を行うものづくりの会社 サンデン、鉄道の設備を裏から日々支えるJR 東日本の電気系設備保守メンテナンスの仕事を見学させていただいた。 サンデンでは、材料の加工からアセンブリまでの一連の流れを実際の工場で見学し、ものづくりの生産技術の現場を知る良い機会となった。 JR東日本の設備見学では、日々の安全運行や設備管理を裏から支える仕事の大変さとやりがいを知ることができた。 見学会ではどちらも普段目にすることのない工場や鉄道設備などを拝見でき大変勉強になる有意義なものとなった。 最後に、サンデン株式会社の社員の皆様、JR東日本 高崎支社の社員の皆様には貴重な機会を頂き感謝申し上げます。



サンデン株式会社にて


JR東日本高崎支社にて


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