平成9年度講演会
参加者は93名(内、学外からは主に東京電力の11名)。
支所長の本学横塚教授の挨拶の後、日新電機(株)第2電力機器事業部開発部、武井弘和氏が「ガス絶縁開閉装置(GIS)の設備診断技術の動向」と題して講演した。
参加者は学生が多かったために、まずGISとは?題して電気のながれと変電所の構成、GISの特徴や構造を易しく解説し、次にGISの事故件数や事故原因と監視・診断の必要性について述べられた。更に本題であるGISの監視・診断事例として、絶縁異常、通電異常、機械的異常、避雷器劣化、事故点評定、予測システムについて、具体的事例を挙げながら易しく解説された。その後、学外の企業の方や学内者との活発な質疑討論が行われた。
武井氏は本学科57年3月の卒業であり、活躍する先輩から、今後益々重要な技術になってくる設備診断技術や予測保全について勉強することができ、大変有意義な講演会であった。
参加者は92名(内、学外からミツバ、澤藤電機、日本サーボ、プリントニクスの計7名)。
支所長の本学横塚教授の挨拶の後、(株)明電舎、電動力システム工場EV開発部 足利正先生が「電気自動車駆動システムの新技術」と題して講演してくださった。
電気自動車(EV)は環境保護の観点から研究開発が活発化してきており、自動車メーカ数社からもガソリン自動車とほぼ同等の性能を持った実用EVが発表されている。
本講演では、最近のEV駆動系の構成、動力源となる交流モータの制御システムなどについて概説され、最新の技術として、極数切換誘導モータの新制御方式、環境庁を中心として開発された新型EV「ルシオール」の駆動システムについて紹介された。
その後、学外の企業の方や学内者との活発な質疑討論が行われ、大変有意義な講演会であった。
電気学会東京支部群馬支所主催、群馬大学地域共同研究センター後援
群馬大学工学部電気電子工学科にて。58名参加(学外9名)
電気機器の最近の動向と磁性材料への要求
磁性材料に要求される基本性能と、それに対する高性能化技術
電気機器における磁性材料使用条件と機器性能の向上